私は約10年前に民間企業に営業職として勤務しながら、特別区経験者採用を独学で受験し、最終的に内定をいただきました。

誰にも相談せず、予備校にも通わず、仕事を続けながら一人で対策したため、遠回りした部分も多かったです。

当時の私と同じように、

・社会人から公務員に転職できるの?

・経験者採用って何が違うの?

・独学でも間に合う?

と悩んでいる方向けに、この記事では

・社会人経験者採用の仕組み

・特別区の試験の流れ

・実際に私がやった対策

をまとめています。

東京都特別区の社会人経験者採用とは

多くの自治体で社会人経験者採用が行われていると思いますが、ここでは私自身受験した東京都特別区のことを書きたいと思います。

項目一般採用(1類/3類等)経験者採用
対象者新卒~若年層・実務経験の有無問わない民間等での実務経験者
受験資格(年齢)Ⅰ類:22~32歳未満等(区分・職種により細かい年齢要件あり)62歳未満(試験実施年の基準)で実務経験年数要件あり
実務経験の要件基本なし(一部専門系は資格要件あり)必須:業務従事歴(年数要件あり)(直近10年/14年/18年など)
区分・職位1類・3類・福祉・心理 等職種別・一般職区分1級/2級(主任)/3級(係長級)(経験値に応じた級位)
試験内容教養・専門・SPI等の筆記 + 面接等(職種により異なる)一次選考:経験書類・論文等、二次:面接(省略なしの場合あり)
求められる評価ポイント公務員試験能力(知識・適性)社会人としての実務能力・即戦力性・職歴活用力
役職・待遇イメージ入庁後に昇任(一般職スタート)初任から 主任・係長級等の職位が見込まれる可能性あり
併願他区/他区分との併願が可能(同一年度内で個別要項参照)Ⅰ類・一般採用との併願不可(同一年度内)

※公式サイトからの情報を引用していますが、正確な情報は必ずご自身でご確認ください。

一般受験も年齢要件が緩和されたようで、32歳未満であれば受験可能だそうです。

受験可能な年齢の制限が比較的ゆるいのは、公務員のいいところですよね。

ですが、社会人経験があって、経験者採用に応募できる資格があるならば、経験者採用を強くおすすめします!

実は私、社会人になってから一般受験に挑戦したのですが、筆記であえなく落ちてしまいました。

対策に時間をかけられる学生のみなさんと張り合うのはなかなか厳しかったです。

忙しくて対策になかなか時間が割けない人こそ、経験者採用をおすすめします!

試験特別区経験者採用試験の全体スケジュール

2025年度には福祉職に限定して春採用も実施されたようなのですが、多くの人が受験を検討するのは秋採用だと思うので、ここでは秋採用のスケジュールを書きますね。

項目日程(秋の特別区経験者採用)
申込受付期間2026年6月25日(木)〜7月16日(木)午後5時まで(インターネット申込)
第1次試験・選考(筆記など)2026年9月6日(日曜日)
第1次合格発表2026年10月23日(金曜日)
第2次試験・選考(面接等)2026年10月31日(土)〜11月8日(日) のうち指定日
最終合格発表2026年11月20日(金曜日)

※直近に公開されている情報を元に作成しています。公式サイトからの情報を引用していますが、正確な情報は必ずご自身でご確認ください。

申込から筆記試験までは2ヶ月くらい時間が空くので、悩んでいるのならひとまず申込をしてしまうことをおすすめします!

そうしないと受けたい!と思った時には申込期限が過ぎていた…ということになりかねないので。

私が特別区経験者採用を受けたときのこと

私は約10年前に特別区経験者採用を受験し、とある区から内定をいただきました。

そのときの論文テーマは、このふたつでした。

職務経験論文

仕事を進めていく上でのチームワークの重要性について

あなたのこれまでの職務経験を簡潔に述べてから、その経験を踏まえて論じなさい。

課題式論文(選択式)

1. 区民から喜ばれる行政サービスの提供について、どのように取り組むべきか論じなさい。

2. 地域社会に必要とされる公園のあり方について、どのように取り組むべきか論じなさい。

当時のテーマですが、「職務経験+行政課題」を結びつける構成は現在も変わらないと思います。

公務員やったことないのに、こんなのかけない!って思いますよね。

でも大丈夫です!民間企業で数年しか働いたことのなかった私でも書けました。

けれど、1人きりで考え、論文を書くのはとてもしんどかったのも事実です。

当時の私と同じように悩んでいる方に向けてこのブログをはじめることにしました。

私が受験したのは数年前ですが、大きな流れは変わっていません。

まずは筆記試験を受けました。

フルタイムで働いているなかでの対策は時間がなく大変なので、高い点数を取るのではなく、とにかく落ちないことが目標!

独学での筆記対策やおすすめの対策本は今度まとめて紹介しますね。

そして、筆記試験以上に大切と思われるのが、論文テーマです。

自分の仕事や経験を、行政の仕事に活かせる部分を見つけて記載することが重要です。

…と言われてもなかなか自分の仕事を客観的に見るのは難しいですよね。

就活のときのようにまずは今までの職務における頑張ったこと、力を入れたこと、成果をまとめておくことをおすすめします。

社会人がつまずきやすいポイント

筆記試験を通らなければ面接にも進めないため、まず必要なのは勉強時間の確保でした。

私は出社前に勉強するようにしていました。

夜は突発的に仕事になることも多く、一人暮らしの自宅ではなかなか勉強する気になれなかったため、出社前に会社近くのカフェに寄って勉強時間を確保していました。

このあたりは夜の方がはかどる方もいるかもしれないので、ご自身の生活スタイルに合わせるといいと思います。

その後必要になるのが論文対策と面接対策です。

論文はテーマに対する一般的なことを述べるよりも自分の仕事や職務に繋がる部分を書くことを意識しました。

また、自分自身のことを書いておくと面接でもそのことを話せるので、より効果的だったように思います。

特別区経験者採用に独学でも本当に合格できる?

独学でも十分に合格できると思います!

事実、私は独学で特別区経験者採用に挑戦し、ある区の内定を得ることができました。

もちろんスクールに通うことにはメリットも多いと思います。

が、興味があるけれど、本当に続けられるか分からない、、というような曖昧な状態でスクールに何十万円も払う勇気はなかなか持てませんよね。

そんな時はまず独学でやってみるのもいいと思います。

やってみて無理そうなら、そこからスクールに通うことを考えてみてもいいわけです。

何よりもまずは参考書や対策本をひとつ買ってみて、どんな試験なのかを知ることから始めてみることをおすすめします。

まとめ

社会人経験者採用は、働きながらでも十分に挑戦できます。

私自身、独学で対策し内定をいただくことができました。

次の記事では、フルタイムで働きながら特別区経験者採用に独学で挑戦した私の勉強スケジュールを具体的にまとめています。