アラサー女子社会人が民間企業から公務員転職に挑戦した記録

アラサーに突入後、民間企業から公務員への転職に挑戦した結果、最終合格しました。その記録です。

わたしが公務員転職に東京都採用試験1類B新方式を受験したたったひとつの理由

わたしは公務員への転職を検討するにあたり、筆記試験科目を重要視していました。
筆記試験科目が少ないことが現役生との差を小さくすると考えていたからです。
そのため、年齢や経歴で有利になる特別区経験者採用と東京都1類B【新方式】を受験することに決めました。



東京都採用1類B【新方式】とは

特別な専門知識を有していない場合、大体の方は公務員受験は行政職で受験することになります。
行政職とは平たくいうと事務採用です。
土木や看護など特別な知識を有しない仕事すべてということになります。
公務員試験には通常の場合、多くの方が筆記試験対策のため多くの時間を割くことになりますが、東京都では平成25年度から専門試験・論文を行わない新たな受験方法が実施されています。それが【新方式】です。
今までの試験との一番大きな違いはやはり専門科目の筆記試験対策が不要なことです。
正確には専門科目の問題も出題されるのですが、出題数が通常の試験よりも圧倒的に少なく設定されています。そのため、勉強にかける比重が少なくて済むことがメリットです。
また、それ以外の大きな違いとしてはプレゼンテーションやグループワークが設定されている点です。こちらは実際に受験してみての感想としては、大学のゼミや会社で普段からプレゼンやグループワークに慣れている方ならば、特別な準備をすることなく臨める試験でした。


一般方式ではなく新方式を受験したたったひとつの理由

それは、ずばり「筆記試験対策がラクだから!」です。これにつきます。
他の記事でも散々書いていますが、社会人として働きながら公務員への転職を目指す場合、会社を辞めて臨む人や現役生と比較して圧倒的に不利な部分は筆記試験対策の時間が取れないことです。1日のすべてを勉強に費やせる人たちと正面から真っ向勝負しても勝ち目はないか、あったとしても不利であることに変わりはありません。
個人的にはプレゼンテーションとグループワークにはそんなに不安は無かったですし、こちらに挑戦することに決めました。
唯一の不安要素といえば、まだ歴史の浅い受験方法であったため、情報が得られなかったことです。予備校にでも通っていれば前年の傾向や対策が立てやすかったのかもしれませんが、完全独学で受験に臨んでいたわたしにはそれも望めません。しかし、やってみなければ分からないこともある!ということで受験をしました。
結果的には2回目の面接であるグループワーク+面接までたどり着くことができました。
ちなみに、面接では一度も「なぜ新方式での受験なのか」という部分には触れられなかったです。


東京都1類の受験方法はどちらか一方しか選択できないため、非常に悩むところですよね。
個人的には筆記試験対策にも余裕を持って臨めるならば一般方式の受験が良いのではないかと考えています。その方が採用人数も多いですし、プレゼンテーションやグループワークという印象や話し方、雰囲気など不確実な要素で落とされる可能性を小さくできるからです。
逆にいえば、その部分に強みがあると思えるのであれば新方式での受験がおすすめです。
グループワークで同じ組になった方たちはおそらく学生が多かった印象ですが、わたしが言うのもなんですが皆さんしっかりした方たちでした。わたし自身の就職活動の際のグループワークでは、たまにビックリしてしまうような印象の人もいたので、やっぱり新方式で受験している人たちは自分に自信がある人が多いのだな、と感じました。