アラサー女子社会人が民間企業から公務員転職に挑戦した記録

アラサーに突入後、民間企業から公務員への転職に挑戦した結果、最終合格しました。その記録です。

特別区経験者採用の論文はこう書け!実例を紹介します

筆記試験対策を進めると同時に気になるのが論文や記述試験です。
どんなお題が出されるか分からない中で対策も難しいですよね。
わたしは論文対策にはあまり時間をかけませんでした。
各科目の勉強に比べて、提示される論文試験は課題が予測しづらく、時間対効果が薄いと感じていたからです。
記述内容を100%あらかじめ検討するのは難しいですが、「構成を決めておくこと」と「記述内容をいくつかパターン分けしておくこと」で論文試験をぐっと楽にすることが可能です。


どういう構成で書く?起承転結は難しい!

では、どういった構成で書くのが良いのでしょうか。
論文対策の本にはよく「起承転結で書きましょう」と書かれています。
これって難しくないでしょうか?わたしは起承転結で書く方法はどうしてもしっくりきませんでした。「転」の部分が難しく感じていたためです。小説の中での「転」は物語の転機であったりするのでしょうが、論文での「転」は一体何なのだろう、と思っていました。
そこで、わたしが論文記述の際の基本とした構成はこうです。

1:簡潔に結論を述べる
2:結論にいたった理由を述べる
3:再度結論で結ぶ

基本的にはすべての論文でこの構成に近づくよう記述することを意識しました。
まず最初に、自分が伝えたいこと・結論を述べます。ここでは社会情勢や自分が置かれている状況などに応じて、結論に対し少しだけ肉付けをして記載をします。
次に、結論に至った「理由」を自分の経験を元に深く掘り下げます。この部分が論文の中で一番厚くなります。できれば理由はひとつでは無く、多くて3つ、少なくても2つは挙げるように注意していました。
最後に、今まで述べてきた内容を元に再度結論を記載します。内容としては最初に記載した結論と同じですが、それでいいのです。
この構成であればひとつの論文の中で主張がずれることなく、自分の経験に基づいた内容にすることが出来ます。

記述内容のパターンをあらかじめ作っておこう!

民間企業から転職を考えている方は民間企業の就職活動を経験していますよね。わたしもその一人です。
エントリーシートをたくさん提出する中で自己PRや学生時代がんばったことを聞かれることがほとんどですよね。
そのとき、毎回企業ごとに記載内容を変えるのではなく、あらかじめ準備しておいたエピソードを3つくらい用意し、エントリーシートの設問に合わせ、多少かたちを変えながら記入していったのではないでしょうか。
論文でもその作戦は有効です!特に特別区経験者採用試験での論文のひとつは、民間企業のエントリーシートと同じような内容のものがありました。


民間企業に一度就職した際、就職活動でエントリーシートを多く経験している方ならば、公務員試験の論文対策はうえに挙げたふたつで充分だと思います。
論文対策に時間をかけるより、ひとつでも多く数的処理の問題を解けるようにすることが、合格に近づく道です。

ちなみにわたしは1冊だけ公務員試験用の論文参考書を買いました。
公務員試験ではどういった視点が重視されているのかを知るには役立ちました。
内容もすっきりしているので読みやすいです。
興味のある方はチェックしてみてください。

公務員試験 現職採点官が教える! 合格論文術 2018年度

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